遺品として何を残すか、考えておいて下さい。
遺品として何を残すかについては、ご遺族の価値判断による部分が多いです。いつも肌身離さずつけていた貴金属を遺品として残したいと思う方もいますし、一方では写真とか、手紙とか、故人が書き残した肉筆に価値を持つ方もいます。
業者の価値基準で判断すると、ご遺族の思いと重ならない場合がありますので、ご注意下さい。
また遺品整理の当日に、一つ一つを確認を取っていくのは、非常に作業効率を悪くします。ふつうなら2時間で済むところが、6時間(半日以上)かかってしまう場合さえあります。ですので何を残すかについては、ご遺族の方ができるだけ具体的にしていただくのが、作業をスムースにさせます。
作業開始前に、気になっていることがあれば、全て相談するのが良いです。
どのようなものかを事前に言っていただければ、残すことが出来ます。
適正な処分場を利用している業者は、遺品を現場で細かく分別しています。これは非常に手間がかかる作業ですが、処分場で正しく処理するためには、欠くことのできない作業です。
そのため、遺族の方が見つけることが出来なかった遺品についても、分別していく中で、整理業者が見つけることが出来るのです。
また、ある程度の現場経験を踏まえた担当者なら、一般的にどこにどんなものが、何処にしまわれているかは分るものです。
形見として残される遺品が分かっていれば、お客様は何もしていただかなくて構いません。業者にとっては、そのままの部屋の状態の方がありがたいのです。
何故かといいますと、遺品整理の作業は廃棄品の分別から始まります。
一般的なごみの分別は、燃えるものと燃えないものに分けますが、遺品整理業者が行う分別とは、異なることが多いからです。
業者がしておいていただきたいことは形見の遺品を決めておいていただきたいことと、電気と水道を使えるようにしておくことになります。水道に関しては台所を整理する際にどうしても水道が必要となるからです。
作業を任せることが出来る業者であれば、作業現場に終日いていただく必要はありません。携帯電話の番号を教えていただき、何かあれば、連絡を取り合うこと形にして、最初と最後に立会っていただくだけで構いません。
また作業開始より現場に立ち会うことが難しい場合には、ご相談のうえで業者が鍵を預かり、作業を先行させることも可能です。
同様に作業終了時に立ち会えない場合には、業者が鍵を預かり後日、鍵を郵送することもあります。
ただし、作業現場の最終確認を業者とご遺族の方が確認することが望ましく、こういった場合には、業者との相談となります。
【ご注意!】
これらの場合は、業者が信頼できる場合に限ります。立会いがいなくなると、時間内に処理することを優先し、作業内容が荒くなる可能性もありますので、慎重にご判断されることをお勧めします。
また何を残すかを、必ず事前に明確に伝えておくようにして下さい。出来れば紙に書いて渡しておく方がよいです。
あってはならないことですが、次のような場合に発生する危険があります。
遺品の処理量を見誤った。
作業員が足りずに、予定以上の時間を要した。
見積りを安くしたため、少ない人数で対応しようとした。
基本的には下見の際の状況把握が十分でなかったことに起因しますが、遺品処理には引越し以上に発生しやすい状況があります。
何故ならば、引越しとの大きな違いは、引越し業者は目の前にすぐ分かる冷蔵庫等の家電類、家具類、等を除いては日常品や衣類を段ボールの数にて見積り段ボールを引越し前のお客さん宅へ届けます。
通常は全ての運びだす総量をあらかじめ把握しているため、後はトラックに積み込めるかが1つのポイントとなります。
遺品整理の場合には引越しと大きく異なる特徴としては、2つの要素があります。
1つは、故人が使われていた遺品の全てを遺族の方が把握していることは困難なことが多く荷物の総量は業者に任せることとなり、そして、見積もる側も全ての遺品の量を少なめに見誤ったり、することも多く、そのことによって作業員に負担がかかり作業を急いでも予定日に終わらなくなることもあります。
このような場合、業者の態度は2つに分かれます。
親身になって探す業者と、露骨に嫌な顔をする業者です。
確かに作業効率を考えると、作業を中断するのは業者にとって、好ましいものではありません。しかしながら、一度廃棄された遺品は二度と戻ってくることはありません。業者が作業中であっても、何か気になったなら、早めに声をかけるようにしてください。




